生きざまと死にざま
こんにちは。
もっと自由に!もっと生き生きと!
ライフエデュケーターのACEです。
今日のテーマは、【生と死】です。
最近、僕にしては珍しく映画を観たんですよ。
『ALIVE 生きてこそ』という映画です。
1972年に南米で起きた実話を元に作られた映画なんですが、、、
観ていて気分悪いです。(笑)
胸の辺りが締め付けられます。
どんな内容かというと、
ある大学のラグビーチームが、遠征でウルグアイからチリへと向かうべく、飛行機でアンデス山脈の上空を飛んでいるとき、事件が起こります。
悪天候で操縦がきかなくなった飛行機が地上5000メートル付近で山肌にぶつかり、
最初の衝撃で飛行機の右翼が吹き飛びます。
そしてこの吹き飛んだ右翼が、飛行機の胴体を切り裂き、機体の後ろ半分はそのまま墜落。
当然、後部座席に乗っていた5人もさようならです。
さらに、機体はそのまま次の山肌へと向かっていき、次の衝撃で左翼も吹き飛びます。
そして"左右の羽を失った鳥"は、ただ墜落を待つばかり。
そして墜落後、山の斜面を滑り落ちていき、雪にズボッと埋まって機体は停止しました。
もちろん墜落の衝撃で機内はめちゃくちゃ。
ガラス片は飛び交い、座席は破損し、乗員は座椅子や荷物の下敷きになりました。
この時点で、飛行機に乗っていた45人中9人が即死、5人がさようなら。
そして機内には、命こそ失ってないとはいえ、多くの負傷者。
映画が開始して、ここまでたったの9分。
この映画は126分ありますから、残り117分を使って、彼ら(31人)の生存を懸けた闘いが描かれます。
なにせ墜落したのは地上4200メートルの雪山。
夜は氷点下40度にもなる世界。
もともと数日の遠征が目的だったため、機内にある食料はチョコレートやスナック菓子がいくつかあるだけ。
辺りには人間は愚か、動植物さえ見当たらない。
そんな"生命のない世界"で、彼らはどう生き抜くのか。
軽くネタバレになりますが、あなたの想像通り、このあともバタバタと人は死んでいきます。
血まみれの描写や、こちらまで凍えてしまいそうな描写は腐るほどあります。
そして忘れてほしくないのは、これは現実に起きた事件だということ。
観ていて気分悪くならないわけがない。
こちらが当時の救助隊が実際に撮影した写真です。
とまあ、ここまで映画の内容について書いたんですが、僕が今回伝えたいのはここからなんです。
この映画を観て僕が素直に感じたことは、
「人は死ぬんだな。」
ということ。
何を当たり前なことをと思われるかも知れませんが、だからこそあなたに言いたい。
「あなたも死ぬんですよ?」
と。
この映画では、開始9分で悲惨な事件が描かれたと書きました。
でも、その前はどんな描写だったと思いますか?
【何気ない賑やかな機内】の描写です。
ラグビーボールをワイワイとパスしあったり、イヤホンで音楽を聴いたり、外の景色を見るために席替えをしてみたり、同行してる家族と他愛もない会話をしたりする描写です。
そんな中で事件が起こるのです。
つまり何が言いたいかというと、
死は日常に潜んでいるということ。
もっと言えば、
【死と隣り合わせでない日常などない】ということ。
あなたがスマホの画面でこのブログを読んでる今も、死はあなたの隣にあります。
大地震が起きるかもしれません。
隣の家が火事になるかもしれません。
通り魔が現れるかもしれません。
僕もあなたも死ぬんです。
それも、「いつか死ぬ」のではなく「今すぐ死ぬ」かもしれないんです。
僕が何を言いたいのかというと、
「あなたは今の"日常"のままで死を迎える覚悟がありますか?」
ということです。
人生に悩む人や、将来に悩む人にはこう言いたい。
「死を受け入れられる日常を生きようぜ」
プロボクサーの「リングで死ぬなら本望だ。」って言葉や、
野球のピッチャーの「マウンドで死ぬなら本望だ。」みたいな言葉がありますよね。
今回、『ALIVE 生きてこそ』を観て、
そんな生き方をしたいなって思いました。
僕はライフエデュケーターとして、自分を高め、誰かを生き生きとさせながら死んでいきます。
それが僕の【生き様】であり、【死に様】です。
そして、この思いを忘れないためにも、死を意識させる作品をこまめに観ていこうと思いました。
『進撃の巨人』とかを観てても、死を意識させられますからね。
今回は以上です。